仕事がおして、終電の一本前の武蔵中原止まりの電車に乗ってしまい武蔵中原のホームで接続の電車を待っていると、もう少しで接続の電車が入線というときに、突然、異様なブサーの音がホームに鳴り響く、「誰だ、非常通報装置をいたづらしたやつはっ!」と思っているとなにやらホームの前の方がざわついている。で、線路上を見ると人が倒れていて、その人を誰かが介抱している。「やばいっ、電車が入ってくる」と小杉方面に眼をやると幸いホームの300メートル位手前で停止しているようだ。 それにしても、ブザーが鳴って5分くらい経っているのに駅員が一人として姿を見せない。痺れを切らして駅員を呼びに行くことにする。階段の下まで行くとやっと駅員が一人こっちに向かってくる所だった、すかさず、人が落ちている旨を伝えて上に上がる。駅員は、それを聞いて階段の直ぐ脇にあるドアを叩き始めた。当直を呼び出しているようだ。でも、誰も出てくる気配は無い...。仕方なく駅員は一人でホームに上がっていった。私も、元の場所に引き返して成り行きを見守る。何とか男性二人と駅員で、件の男の人をホームに押し上げ、その後5分して列車が入線してきた。列車は何事も無かったように乗客を下り乗りさせて発車する。私も乗り込んで動き出した電車の中からホームの方を見ていると、顔面血だらけの男の人が駅員から事情を聞かれているようだ。多分、泥酔して誤って転落した感じた。大事に至らなくて本当によかった。さらにホームを見ていると、隣のホームの端の方で回送列車の運転手と車掌と思われる二人がそんなことはお構いなしに談笑しているの(らしい)のが見えた。「おまえら手伝えよっ、客二人が線路まで降りて救助しているんだ」JR西日本もどうかと思うが東日本も体質変わらないなっ!